高知県 須崎市 大谷のクスノキ 樹齢2000年

 

 

 

四国一のクスノキが、須崎市の須賀神社にある(大谷のクスノキ)です。

国指定の天然記念物で、幹周は何と18.7mもある巨樹です。

全国の名だたるクスノキの中でベスト9。全国の様々な巨樹ランキングは10位。

 

弥生時代より生き続け、樹齢は2000年。台風により主幹は折れてありませんが、樹勢は旺盛、巨大な根の空洞には祠が祀られています。古くから須崎市大谷地区の御神木として大切にされてきた木です。

 

先ず、その巨大な根・幹に圧倒され、それはもう言葉にならない程のものです。次に、大人3-4人が入れる空洞部の祠が神聖な雰囲気をかもし出し、神の宿る木だと理解出来ます。

 

巨大で威圧感ある幹 SONY  NEX-7  EPZ 16-50mm OSS

2000年の時を感じさせる幹 様々な植物が着生しています。SONY  NEX-7  EPZ 16-50mm OSS

この幹の中に祠が祀られています。SONY  NEX-7  EPZ 16-50mm OSS

弥生時代から生き続け、樹勢は今なお旺盛。SONY  NEX-7  EPZ 16-50mm OSS

幹の太さは、鳥居の右柱以上に広がつています。SONY  NEX-7  EPZ 16-50mm OSS

2000年という長い歳月を感じさせる枝 SONY  NEX-7  EPZ 16-50mm OSS

理解不能な幹 SONY  NEX-7  EPZ 16-50mm OSS

弥生時代~古墳時代~現代に至るまで、何度も大型台風や津波にさらされ、いまなお生き続けるこのクスノキは、地元の大谷地区では、神の宿る木として大切にされてきました。SONY  NEX-7  EPZ 16-50mm OSS


高知県 大豊町 杉の大杉 樹齢3000年

日本一の大杉と言われ、国の特別天然記念物に指定されている、杉の大杉。

特別天然記念物とは、国宝を意味し、杉で特別天然記念物に指定されているのは、日本国内でも二本だけです。


南大杉と北大杉が根元で合体して、夫婦杉とも言われています。

 

小学校か中学で一度行ったきり、数十年ぶりの再会でしたが、記憶を遙かに超える巨大杉で唖然としてしまいました。


杉の太さでは、屋久島の縄文杉に僅かに負けるものの、樹高は約60mと、縄文杉の倍の高さがあります。

また、樹齢も縄文杉が2500年以上、杉の大杉は3000年以上であり、縄文杉を見た事のある人でさえ、杉の大杉の方が圧倒的に大きいと言います。


杉の大杉は、八坂神社の境内にあり、願いを叶えてくれる四国一のパワースポットです。

美空ひばりも、無名時代にここで祈願し、国民的スターになりました。

 

初めて見る方は、あまりの巨大さに言葉を失って、ただただ呆然と見上げる方が多かったです。

24mmの広角レンズに収り切らず、手抜きのキットレンズでの撮影です。SONY  NEX-7  EPZ 16-50mm OSS

須佐之男命(すさのおみこと)が植えたと伝えられ、延喜12年(912年)には杉本太郎がこの巨杉のもとに貴船大明神と祇園牛頭天王を祀った。1100年も前に、既に杉の大木であったという証拠です。

南大杉と北大杉。地中で繋がっているらしい。。。

太い枝は、相当な年数をかけて生長した跡が見てとれます。

昔は直接手に触れる事が出来ましたが、杉の表面の皮を剥いで持ち帰る人が続出し、今は直接触れる事が出来なくなりました。

三千年の時を刻んだ幹、、、、何を見てきたのでしょう?

枝の最高部分は、雷で割れて既に白骨化しています。また、太いワイヤーで倒木を防ぐ対策がされています。

真夏にもかかわらず、ここは冷たく神々しい風が吹き抜けます。

縄文時代から生き、古墳時代を経て、現代まで成長を続けた大杉。右側の人と比べるとその巨大さが分ります。

杉の寿命は最大500年と言われます。大きくなると風等で倒れるからです。樹齢千年以上の屋久杉は、大きな岩を抱きかかえて根を張るから倒壊せずに生きながらえる事が出来たらしい。この大杉も根の部分に巨石があるのかも知れません。

静まりかえった境内の北大杉。威厳に満ちています。

椅子に座っている親父、、、180cmありますが、大杉の前では、居るのか居ないのか分らないくらい小さく写っています。

木漏れ日を浴びた静かな北大杉。ここで願いをかける方が多く、願いが叶ったら再度お礼にくるらしいです。